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和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/12

2016年05月12日

Posted by metabirds Botbird

【靑羽山】立ち寄れば涼しかりけり水鳥の 靑羽の山の松の夕風〔詞書:建久九年大嘗會悠紀歌、靑羽山〕(式部大輔光範:新古今755賀哥)
【關戶の院】はるかなる旅の空にも遲くれねば うらやましきは秋の夜の月〔詞書:源公貞が大隅へまかり下りけるに、關戶の院にて、月のあかゝりけるに、別れ惜しみ侍りて〕(平兼盛:拾遺347別歌)
【佐野のわたり】紀伊國の歌枕。和歌山県新宮市南端の海岸沿ひあつた木の川の渡し。「雨」「雪」が詠み込まれることが多い。
【妹背山】紀伊國の歌枕。紀の川の両側の背山と妹山を併せて「妹背山」と呼ばれてゐる。吉野川と共に詠まれることも多い
【伊勢神宮】うれしまもあはれもいかにこたへまし 古里人に問はれましかば〔詞書:公繼卿、勅使にて大神宮に詣でて歸り上り侍りけるに、斎宮の女房の中より申しおくりける〕(讀人しらず:新古今1873神祇哥)
【伊勢の海】おぼろけの海人やはかづく伊勢の海の 波高き浦に生ふる見るめは〔詞書:返し〕(伊勢:後撰892戀哥伍)
【羽束山】秋はつる羽束の山のさびしきに 有明の月を誰と見るらむ〔詞書:賴綱朝臣、津の國の羽束といふ所に侍りける時つかはしける〕(前中納言匡房:新古今1571雜哥上)
【法輪寺】山城國。嵐山の麓にある虚空藏菩薩をお祀りするお寺。
【播磨】播磨國。明石から姫路にかけての地域にある潟。海上交通の要衝で「ゆきかふ」などが詠み込まれた。
【淀川】山しろの淀のわかごもかりにだに 來ぬ人たのむ我ぞはかなき〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今759戀哥伍)

Posted by 橘右 at 17:01