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和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/30

2016年05月30日

Posted by metabirds Botbird

【白山】思ひやる越のしら山知らねども ひとよも夢に越えぬ日ぞなき〔詞書:越なる人の許につかはしける〕(貫之:拾遺1242雜戀)
【住の江】久しくもなりにけるかな住の江の 松は苦しきものにぞありける〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今778戀哥伍)
【明石】海人小舟とま吹き返す浦風に ひとり明石の月をこそ見れ〔詞書:明石浦をよめる〕(俊賴朝臣:新古今1602雜哥中)
【熊野本宮大社】道遠しほどもはるかに隔たれり 思ひおこせよわれも忘れじ〔詞書:この歌は、陸奧に住みける人の、熊野へ三年詣でむと願を立てゝ、まゐりて侍りけるが、いみじう苦しかりければ、いまふたゝびをいかにせむと嘆きて、(略)〕(熊野權現:新古今1859神祇哥)
【三嶋江】三嶋江の玉江の蘆のしめしより おのがとぞ思ふいまだ刈らねど〔詞書:題しらず〕(柿本人麿:拾遺1212雜戀)
【龍田山】花の散ることやわびしき春霞 たつたの山のうぐひすの聲〔詞書:仁和の中將の御息所の家に歌合せむとてしける時によみける〕(藤原後蔭:古今108春哥下)
【桂】立ち昇るけぶりをだにも見るべきに 霞にまがふ春のあけぼの〔詞書:前大納言光賴春身まかりけるを、桂なる所にてとかくして歸り侍りけるに〕(前兵衞督惟方:新古今767哀傷哥)
【菅原や伏見】大和國。平城京の西で菅原伏見東陵の近く、現在の奈良県奈良市菅原町。菅原氏の本貫地としても知られてゐる。秋の歌が多い。
【染川】染川を渡らむ人のいかでかは 色になるてふことのなからむ〔詞書:題しらず〕(在原業平朝臣:拾遺1234雜戀)
【白山】よそにのみ戀ひや渡らむ白山の 雪見るべくもあらぬ我が身は〔詞書:越の國へまかりける人によみてつかはしける〕(凡河内躬恆:古今383離別哥)

Posted by 橘右 at 17:01