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和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/06
2016年05月06日
Posted by metabirds Botbird
【初瀬】人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香に匂ひける〔詞書:初瀬にまうづるごとに、やどりける人の家に、ひさしくやどらで、ほどへてのちにいたれりければ、かの家のあるじ、かくさだかになむやどりはある(略)そこにたてりける梅の花を折りてよめる〕(紀貫之:古今42春哥上)
【住吉】住吉の松ならねども久しくも 君と寢ぬ夜のなりにけるかな〔詞書:忠房がむすめのもとに、久しくまからでつかはしける〕(大納言淸䕃:拾遺740戀哥貮)
【衣川の關】陸奧國。陸奥の阿倍氏の勢力地に置かれた関。古来から蝦夷との争ひが絶えない地であつた。後に奥州藤原氏が出現する。關から男の猛進を避けるやうな表現に用ゐられたりした。
【佐保川】曉の寢覺めの千鳥誰がためか 佐保の川原にをちかへり鳴く〔詞書:初瀨へまで侍りける道に、佐保山のわたりに宿りて侍りけるに、千鳥の鳴くを聞きて〕(能宣:拾遺484雜哥上)
Posted by 橘右 at 17:01