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和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/05

2016年05月05日

Posted by metabirds Botbird

【浮島】わたつみの浪にも濡れぬ浮島の 松に心を寄せてたのまむ〔詞書:物へまかりける人に幣つかはしける、衣箱に、浮島の形おし侍りて〕(能宣:拾遺458雜哥上)
【最上川】出羽國の歌枕。山形県の米澤から新庄を流れたあとに出羽丘陵を急流となつて流れる。稻舟が多く詠まれた。
【吉野山】もろこしの吉野の山にこもるとも おくれむと思ふ我ならなくに〔詞書:題しらず〕(左大臣:古今1049雜體)
【難波】わびぬれは今はたおじ難波なる 身をつくしても逢はむとぞ思ふ〔詞書:題しらず〕(元良の親王:拾遺766戀哥貮)
【高圓山】大和國の歌枕。奈良市内の南東に位置し春日山に連なる山。聖武天皇の離宮があつた。「萩」「雁」「月」などが景物。
【小黑崎】陸奧國。宮城県大崎市鳴子温泉の山。
【木枯の杜】駿河國。静岡市の北西部、安倍川と藁科川の合流點付近の川中島がその地とされる。中州に木枯神社がある。木枯から秋の歌が多い。
【住吉】住吉の岸に來寄する沖つ浪 間なくかけても思ほゆるかな〔詞書:女のもとにつかはしける〕(よみ人も:後撰818戀哥肆)
【石上】いそのかみ布留の神杉古りぬれど 色には出でず露も時雨も〔詞書:和歌所歌合に、久忍戀といふことを〕(攝政太政大臣:新古今1028戀哥壹)
【由良の門】丹波國。京都府宮津市を流れる由良川の河口。曾禰好忠の歌で丹後國と解される。

Posted by 橘右 at 17:01