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和歌が詠まれた地.bot : 2016/05/03

2016年05月03日

Posted by metabirds Botbird

【鏡山】曇りなき鏡の山の月を見て 明らけき世を空に知るかな〔詞書:久壽二年大嘗會悠紀屛風に、近江國鏡山をよめる〕(宮內卿永範:新古今751賀哥)
【葛城山】跡もなき葛城山をふみゝれば 我が渡し來しかたはしかもし〔詞書:女のもとにつかはしける文のつまを引き破りて、返事をせざりければ〕(よみ人しらず:拾遺1199雜賀哥)
【香具山】雪降れば峯の眞榊埋もれて 月にみがける天の香具山〔詞書:守覺法親王五拾首歌よませ侍りけるに〕(皇太后宮大夫俊成:新古今677冬哥)
【難波】摂津國。大阪灣に面する大阪市の海岸一帶。「澪標」「蘆」「舟」など詠まれる。
【かへる山】忘れなむ世にも越路の歸山 いつはた人に逢はむとすらむ〔詞書:題しらず〕(伊勢:新古今858離別哥)
【深草】深草の露のよすがを契りにて 里をばかれず秋は來にけり〔詞書:千五百番歌合い〕(攝政太政大臣:新古今293秋哥上)
【小鹽山】大原や小鹽の山の小松原 はや木高かれ千代の影見む〔詞書:左大臣の家の男子女子、冠し、裳着侍りけるに〕(つらゆき:後撰1373慶賀、哀傷哥)
【大井川】大井川浮かべる舟の篝火に 小倉の山も名のみなりけり〔詞書:大井なる所にて、人々酒たうべけるついでに〕(業平の朝臣:後撰1231雜哥參)
【横川】都より雲の八重立つ奥山の 横川の水は住みよかるらむ〔詞書:少將高光、横川に登りて頭下し侍りにけるを聞かせ給ひてつかはしける〕(天曆御歌:新古今1718雜哥下)
【片岡の朝の原】春立ちて朝の原の雪みれば まだふる年の心地こそすれ〔詞書:題しらず〕(平祐擧:拾遺7春哥)

Posted by 橘右 at 17:01