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和歌が詠まれた地.bot : 2016/04/20

2016年04月20日

Posted by metabirds Botbird

【吉野】世をいとふ吉野の奥の喚子鳥 ふかき心のはどや知るらむ〔詞書:題しらず〕(法印幸淸:新古今1476雜哥上)
【伊勢の海】伊勢の海に延へてもあまる栲繩の 長き心は我ぞまされる〔詞書:心短きやうに聞こゆる人なりといひければ〕(讀人しらず:後撰579戀哥壱)
【淡路島】春といへば霞みにけりな昨日まで 波間に見えし淡路島山〔詞書:題しらず〕(俊惠法師:新古今6春哥上)
【常盤山】秋來れば常盤の山の松風も うつるばかりに身にぞしみける〔詞書:題しらず〕(和泉式部:新古今370秋哥上)
【信夫】君をのみ信夫の里へゆく物を 會津の山のはるけきやなぞ〔詞書:友則がむすめの陸奧へまかりけるにつかはしける〕(藤原滋幹がむすめ:後撰1331離別、羈旅哥)
【妹背山】むつまじき妹背の山と知らねばや 初秋霧の立ち隔つらむ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺1095雜秋哥)
【難波】難波潟おふる玉藻をかりそめの 海人とぞ我はなりぬべらなる〔詞書:難波にまかれりける時よめる〕(紀貫之:古今916雜哥上)
【隅田川】武蔵國の歌枕。東京を流れる大きな川。伊勢物語第九段(古今411羈旅歌)の歌は、都への望郷の思ひを綴つた秀歌で、東京スカイツリー周辺の地名の語源になつてゐる。
【兩村山】くれはとりあやに戀しくありしかは 兩村山も越えずなりにき〔詞書:おほやけ使にて東の方へまかりけるほどに、はじめてあひ知りて侍る女に、かくやむごとなき道なれば(略)人の心ざし送りて侍りける呉服といふ綾をふたむら包みてつかはしける〕(淸原諸實:後撰712戀哥參)
【深草】深草の里の月影さびしさも 住みこしまゝの野べの秋風〔詞書:千五百番歌合に〕(右衞門督通具:新古今374秋哥上)

Posted by 橘右 at 17:01