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和歌が詠まれた地.bot : 2016/04/18

2016年04月18日

Posted by metabirds Botbird

【信夫(文字摺)】陸奧のしのぶもぢずり誰ゆゑに 亂れむと思ふ我ならなくに〔詞書:題しらず〕(河原左大臣:古今724戀哥肆)
【泉川】山城國の歌枕。木津川中流。かつてはこの地に恭仁京が置かれた。柞の森と共に詠まれることもある。
【白山】消えはつる時しなければ越路なる 白山の名は雪にぞありける〔詞書:越の國へまかりける時、しら山を見てよめる〕(凡河内躬恆:古今414羇旅哥)
【船岡】あはれなり雪の人を思ふには きのふの野邊に御幸せましや〔詞書:円融院位去り給ひてのち、船岡に子日し給ひけるにまゐりて、朝にたてまつりける〕(一條左大臣:新古今1438雜哥上)
【吹飯の浦】天つ風吹飯の浦にゐる鶴の などか雲居に歸らざるべき〔詞書:殿上離れ侍りてよみ侍りける〕(藤原淸正:新古今1723雜哥下)
【蒲生野】蒲生野の玉の緒山に住む鶴の 千年は君が御代の數なり〔詞書:仁和の御時大嘗會の歌〕(よみ人しらず:拾遺265賀哥)
【難波】難波潟霞まぬ浪も霞みけり うつるも曇るおぼろ月夜に〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(源具親:新古今57春哥上)
【切目宿】ながめよと思はでしもや歸るらむ 月待つ浪の海人の釣舟〔詞書:熊野にまうで侍りしついでに、切目宿にて、海邊眺望といへる心をゝのことどもつかうまつりしに〕(具親:新古今1559雜哥上)
【玉江】三嶋江の玉江の蘆のしめしより おのがとぞ思ふいまだ刈らねど〔詞書:題しらず〕(柿本人麿:拾遺1212雜戀)
【浦の初島】あな戀しゆきてや見まし津の國の 今もありてふ浦の初島〔詞書:題しらず〕(戒仙法師:後撰742戀哥參)

Posted by 橘右 at 17:01