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和歌が詠まれた地.bot : 2016/04/15

2016年04月15日

Posted by metabirds Botbird

【伊香保の沼】伊香保のや伊香保の沼のいかにして 戀しき人を今ひと目見む〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺859戀哥肆)
【龍田山】妹が紐解くと結ぶと龍田山 今ぞもみぢの錦織りける〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:後撰376秋哥下)
【龍田川】龍田川秋にしなれば山近み 流るゝ水ももみぢしにけり〔詞書:題しらず〕(貫之:後撰414秋哥下)
【播磨】播磨國。明石から姫路にかけての地域にある潟。海上交通の要衝で「ゆきかふ」などが詠み込まれた。
【鹽釜】いにしへの海人やけぶりとなりぬらむ 人目も見えぬ鹽釜の浦〔詞書:屛風の繪に、鹽釜の浦かきて侍りけるを〕(一條院皇后宮:新古今1717雜哥下)
【初瀬】曉の寢覺めの千鳥誰がためか 佐保の川原にをちかへり鳴く〔詞書:初瀨へまで侍りける道に、佐保山のわたりに宿りて侍りけるに、千鳥の鳴くを聞きて〕(能宣:拾遺484雜哥上)
【名古曾の瀧】山城國。大覺寺隣の大澤池に水を取り込むために造られた瀧。平安の中期には既に涸れてゐたやうで、藤原公任の歌の「名こそ流れて」から「名古曾(なこそ)」の瀧と呼ばれるやうになつた。
【長柄橋】蘆間より見ゆる長柄の橋柱 昔の跡のしるべなりけり〔詞書:天曆御時、御屛風の繪に、長柄の橋柱のわづかに殘れる形ありけるを〕(藤原淸正:拾遺468雜哥上)
【吉野山】吉野山絶えず霞のたなびくは 人に知られぬ花や咲くらむ〔詞書:題しらず〕(中務:拾遺37春哥)
【比叡山】山高み見つゝ我がこし櫻花 風は心にまかすべらなり〔詞書:比叡にのぼりてかへりまうできてよめる〕(紀貫之:古今87春哥下)

Posted by 橘右 at 17:01