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和歌が詠まれた地.bot : 2016/04/08

2016年04月08日

Posted by metabirds Botbird

【標茅原】下野國。今栃木市街の北方の郊野。合戦場、河原田、木野地等に渉る。
【稻葉山】忘れなむ待つとな吿げそなか/\に 因幡の山の峯の松風〔詞書:攝政太政大臣の家の歌合に、秋旅といふことを〕(藤原定家朝臣:新古今968羈旅哥)
【白川】けふよりは露の命も惜しからず 蓮の上の玉と契れば〔詞書:左大將濟時、白河にて說敎せさせ侍りけるに〕(實方朝臣:拾遺1340哀傷哥)
【淡路島】秋深き淡路の島の有明に かたぶく月を送る浦風〔詞書:和歌所にて六首歌つかうまつりし時、秋風〕(前大僧正慈圓:新古今520秋哥下)
【伊勢の海】伊勢の海に年へて住みし海人なれど かゝるみるめはかづかざりしを〔詞書:亭子院にさぶらひけるに、御齋の下したまはせたりければ〕(伊勢:後撰1279雜哥肆)
【縣の井戶】都人來ても折らなむかはづなく 縣の井戶の山吹の花〔詞書:縣の井戸といふ家より、藤原治方につかはしける〕(橘のきんひらが女:後撰103春哥下)
【猪名野】しなが鳥猪名のふし原飛びわたる 鴫が羽音おもしろきかな〔詞書:不記〕(不記:拾遺586神樂哥)
【大井川】色/\の木の葉流るゝ大井川 下は桂のもみぢとや見む〔詞書:大井に紅葉の流るゝを見侍りて〕(壬生忠岑:拾遺212秋哥)
【龍田山】立田山夜はにあらしの松吹けば 雲にはうとき峯の月影〔詞書:題しらず〕(左衞門督通光:新古今412秋哥上)
【雄島】心ある雄島の海人の袂かな 月宿れとは濡れぬものから〔詞書:八月拾五夜和歌所歌合に、海邊秋月といふことを〕(宮內卿:新古今399秋哥上)

Posted by 橘右 at 17:01