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和歌が詠まれた地.bot : 2016/03/28

2016年03月28日

Posted by metabirds Botbird

【小倉山】あやしくも鹿の立ちどの見えぬかな 小倉の山に我や來ぬらむ〔詞書:九條右大臣家の賀の屛風に〕(平兼盛:拾遺128夏哥)
【明石】我が宿は播磨潟にもあらなくに 明かしも果てゝ人の行くらむ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺855戀哥肆)
【田蓑島】雨によりたみのの島を今日ゆけど 名には隱れぬものにぞありける〔詞書:難波へまかりける時、たみのゝ島にて雨にあひてよめる〕(紀貫之:古今918雜哥上)
【佐保川】夕されば佐保の川原の川霧に 友まどはせる千鳥鳴くなり〔詞書:題しらず〕(紀友則:拾遺238冬哥)
【木幡川】山城國。木幡庄を流れる川。現在は消滅した巨椋池に川水を注いでゐた。宇治川のことゝも言はれるが、不明。
【葛城山】白雲の絕えまになびく靑柳の 葛城山に春風ぞ吹く〔詞書:千五百番歌合に、春歌〕(藤原雅經:新古今74春哥上)
【吉野山】吉野山絶えず霞のたなびくは 人に知られぬ花や咲くらむ〔詞書:題しらず〕(中務:拾遺37春哥)
【井手】山城國。京都府綴喜郡井手町の木津川沿岸。蛙と山吹が多く詠まれる。
【難波】難波潟しげりあへるは君が代に あしかるわざをせねばなるべし〔詞書:津の守に侍りける人のもとにてよみ侍りける〕(忠見:拾遺538雜哥下)
【手向山】このたびはぬさもとりあへずたむけ山 紅葉の錦神のまに/\〔詞書:朱雀院の奈良におはしましたりける時にたむけ山にてよみける〕(菅原朝臣:古今420羇旅哥)

Posted by 橘右 at 17:01