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和歌が詠まれた地.bot : 2016/03/26

2016年03月26日

Posted by metabirds Botbird

【嵐山】憂き世には今はあらしの山風に これやなれゆくはじめなるらむ〔詞書:母の思ひに侍りける秋、法輪に籠りて、あらしのいたく吹きければ〕(皇太后宮大夫俊成:新古今795哀傷哥)
【鞍馬山】墨染の鞍馬の山に入る人は たどる/\も歸來なゝむ〔詞書:淨藏、鞍馬の山へなん入る、と言へりければ〕(平なかきがむすめ:後撰832戀哥肆)
【逢坂】あふ坂のゆふつけ鳥にあらばこそ 君がゆきゝをなく/\も見め〔詞書:中納言源ののぼるの朝臣の近江の介に侍りける時、よみてやれりける〕(閑院:古今740戀哥肆)
【檜原】大和國。奈良県桜井市三輪山麓の檜林。大神神社の攝社の一つ檜原神社が鎮座する。
【吉野川】み吉野の大川のべの藤波の なみに思はゞ我が戀めやは〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今699戀哥肆)
【石上】いそのかみふるとも雨にさはらめや 逢はむと妹に言ひてし物を〔詞書:題しらず〕(大伴方見:拾遺765戀哥貮)
【三輪山】かざし折る三輪の繁山かき分けて あはれとぞ思ふ杉立てる門〔詞書:題しらず〕(殷富門院大輔:新古今1644雜哥中)
【春日野】燒かずとも草は萌えなむ春日野を ただ春の日にまさせたらなむ〔詞書:題しらず〕(壬生忠見:新古今78春哥上)
【佐保山】入日さす佐保の山邊の柞原 くもらぬ雨と木の葉降りつゝ〔詞書:題しらず〕(曾禰好忠:新古今529秋哥下)
【横川】白露のあした夕べに奧山の 苔の衣は風もさはらず〔詞書:返し〕(如覺:新古今1627雜哥中)

Posted by 橘右 at 17:02