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和歌が詠まれた地.bot : 2016/03/22

2016年03月22日

Posted by metabirds Botbird

【長柄橋】かぎりなく思ひ長柄の橋柱 思ひながらに中や絶えなむ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺864戀哥肆)
【有磯海】ありそ海の濱の眞砂とたのめしは 忘るゝことの數にぞありける〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今818戀哥伍)
【檜原】いにしへにありけむ人も我がごとや 三輪の檜原にかざし折けむ〔詞書:詠葉〕(人麿:拾遺491雜哥上)
【巻向山】大和國。奈良県桜井市三輪周邊の山。
【久米の岩橋】中絶えて來る人もなき葛城の 久米路の橋は今も危し〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰986戀哥伍)
【富士山】富士の峯のけぶりもなほぞ立ち昇る 上なきものは思ひなりけり〔詞書:攝政太政大臣家百首歌合に〕(家隆朝臣:新古今1132戀哥弐)
【佐保山】大和國の歌枕。平城京の東にあつた山。現在では宅地造成が進み山頂がどこか良く解らなくなつてゐる。聖武天皇陵から鴻池運動公園を含む一帯。はゝそのもみぢが有名。
【淸瀧川】岩根超す淸瀧川の早ければ 浪折りかくる岸の山吹〔詞書:堀河院御時百首歌たてまつりける時〕(權中納言國信:新古今160春哥下)
【としまが磯】摂津國。場所未詳。敏馬(みぬめ)の誤訓から生じた地名とも言はれる。敏馬は神戸市灘区岩屋の敏馬神社邊り。
【生の松原】むかし見し生の松原言問はば 忘れぬ人もありと答へよ〔詞書:筑紫へまかりける人のもとに言ひつかはしける〕(橘倚平:拾遺337別歌)

Posted by 橘右 at 17:01