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和歌が詠まれた地.bot : 2016/03/19

2016年03月19日

Posted by metabirds Botbird

【玉の緒山】近江國。滋賀県蒲生郡蒲生町川合本鄕の北の布施山の別名。
【初瀬山】菅原や伏見の暮に見わたせば 霞にまがふ小初瀬の山〔詞書:伏見といふ所にて、その心をこれかれよみけるに〕(讀人しらず:後撰1242雜哥參)
【長等山】めづらしやむかしながらの山の井は しづめる影そくちはてにける〔詞書:若う侍りける時は、志賀に常にまうでけるを、年老いては參り侍らざりけるに、參り侍りて〕(讀人しらず:後撰1135雜哥貮)
【淸瀧川】水上やたえだえ氷る岩間より 淸瀧川に殘る白波〔詞書:五拾首歌たてまつりし時〕(攝政太政大臣:新古今634冬哥)
【逢坂】秋霧の立野の駒をひく時は 心に乘りて君ぞ戀しき〔詞書:兼輔朝臣左近少將に侍りける時、武藏の御馬迎へにまかりたつ日、にはかにさはることありて、代はりに同じ官の少將にてむかへにまかりて、逢坂より隨身をかへしていひおくり侍りける〕(藤原忠房朝臣:後撰367秋哥下)
【木の丸殿】筑前國の歌枕。斉明天皇が百済支援の出兵に際して、筑紫の朝倉に造った行宮。新古今1689雜哥中で有名となり、以後「名告る」の語を詠みこむやうになる。
【象潟】出羽國の歌枕。秋田県にかほ市にある大きな干潟。「海人の苫屋」と共に詠み込まれることが多い。
【御津の濱】諸人の願ひをみつの濱風に 心涼しきしでの音かな〔詞書:述懷の心を〕(前大僧正慈圓:新古今1904神祇哥)
【淸見潟】淸見潟月はれつなき天の戶を 待たでもしらむ浪の上かな〔詞書:最勝四天王院の障子に、淸見が關かきたる所〕(權大納言通光:新古今259夏哥)
【近江】今日別れ明日はあふみと思へども 夜やふけぬらむ袖の露けき〔詞書:さだときのみこの家にて、藤原のきよふが近江の介にまかりける時に、むまのはなむけしける夜よめる〕(紀利貞:古今369離別哥)

Posted by 橘右 at 17:01