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和歌が詠まれた地.bot : 2016/03/19
2016年03月19日
Posted by metabirds Botbird
【長等山】めづらしやむかしながらの山の井は しづめる影そくちはてにける〔詞書:若う侍りける時は、志賀に常にまうでけるを、年老いては參り侍らざりけるに、參り侍りて〕(讀人しらず:後撰1135雜哥貮)
【逢坂】秋霧の立野の駒をひく時は 心に乘りて君ぞ戀しき〔詞書:兼輔朝臣左近少將に侍りける時、武藏の御馬迎へにまかりたつ日、にはかにさはることありて、代はりに同じ官の少將にてむかへにまかりて、逢坂より隨身をかへしていひおくり侍りける〕(藤原忠房朝臣:後撰367秋哥下)
【木の丸殿】筑前國の歌枕。斉明天皇が百済支援の出兵に際して、筑紫の朝倉に造った行宮。新古今1689雜哥中で有名となり、以後「名告る」の語を詠みこむやうになる。
【近江】今日別れ明日はあふみと思へども 夜やふけぬらむ袖の露けき〔詞書:さだときのみこの家にて、藤原のきよふが近江の介にまかりける時に、むまのはなむけしける夜よめる〕(紀利貞:古今369離別哥)
Posted by 橘右 at 17:01