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和歌が詠まれた地.bot : 2016/03/14
2016年03月14日
Posted by metabirds Botbird
【飛鳥川】大和國の歌枕。明日香村を流れ藤原京址を通り、大和川に注ぐ。周邊には、奈良時代初期の遺跡群が多い。「あす」から「昨日」「明日」などの時間や「速い」など時間を詠むことが多い。水落遺跡は中大兄皇子が造らせたとされる漏刻の址か。
【三室山】龍田川もみぢは流る神奈備の 三室の山に時雨降るらし〔詞書:奈良の帝龍田川に紅葉御覽じに行幸ありける時、御供につかうまつりて〕(柿本人麿:拾遺219冬哥)
【名古曾の瀧】瀧の絲は絕えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ〔詞書:大覺寺に人々あまたまかりたりけるに、古き瀧をよみ侍りける〕(右衞門督公任:拾遺449雜哥上)
【龍田山】立田山秋ゆく人の袖を見よ 木々の梢はしぐれざりけり〔詞書:詩を歌に合はせ侍りしに、山路秋行といへることを〕(前大僧正慈圓:新古今984羈旅哥)
【稻葉山】忘れなむ待つとな吿げそなか/\に 因幡の山の峯の松風〔詞書:攝政太政大臣の家の歌合に、秋旅といふことを〕(藤原定家朝臣:新古今968羈旅哥)
Posted by 橘右 at 17:01