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和歌が詠まれた地.bot : 2016/03/08

2016年03月08日

Posted by metabirds Botbird

【白川】血の涙落ちてぞたぎつ白川は 君が世までの名にこそありけれ〔詞書:さきのおほきおほいまうちぎみを、白川のあたりに送りける夜よめる〕(素性法師:古今830哀傷哥)
【熊野の浦】み熊野の浦の濱木綿百重なる 心は思へどたゞに逢はぬかも〔詞書:題しらず〕(柿本人麿:拾遺668戀哥壱)
【吉野山】もろこしの吉野の山にこもるとも おくれむと思ふ我ならなくに〔詞書:題しらず〕(左大臣:古今1049雜體)
【竈山】春はもえ秋はこがるゝ竈山 霞も霧もけぶりとぞ見る〔詞書:筑紫へまかりける時に、竈山のもとに宿りて侍りけるに、道つらに侍りける木に古く書き附けて侍りける〕(元輔:拾遺1180雜賀哥)
【田子の浦】田子の浦にうち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつゝ〔詞書:題しらず〕(赤人:新古今675冬哥)
【和歌の浦】紀伊國。和歌山市にある海邊。海邊であることから月や松が詠まれる。
【筑波山】今はてふ心つくばの山みれば こずゑよりこそ色變りけれ〔詞書:かれかたになりける人に、すゑもみちたるえたにつけてつかはしける〕(讀人しらず:後撰674戀哥貮)
【宮城野】白露はおきにけらしな宮城野の もとあらの小萩末たわむまで〔詞書:題しらず〕(祝部允仲:新古今1566雜哥上)
【貴船神社】大御田のうるはふばかり堰きかけて 井堰に落せ川上の神〔詞書:社司ども貴船にまゐりて、雨乞ひしけるつでによめる〕(賀茂幸平:新古今1893神祇哥)
【飛火野】大和國。奈良県春日山の麓の野。和銅五年(七一二年)に煙を立てゝ變事を通報するための烽が設けられたので、その名がついた。烽火の番人である「とぶひの野守」などが詠まれる。

Posted by 橘右 at 17:01