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和歌が詠まれた地.bot : 2016/02/16

2016年02月16日

Posted by metabirds Botbird

【石上】いそのかみふるとも雨にさはらめや 逢はむと妹に言ひてし物を〔詞書:題しらず〕(大伴方見:拾遺765戀哥貮)
【吉野山】み吉野の山邊にさける櫻花 雪かとのみぞあやまたれける〔詞書:寛平の御時きさいの宮の歌合せのうた〕(紀友則:古今60春哥上)
【柞の杜】山城國。京都府相樂郡精華町にある祝園神社の森。名の通り柞の紅葉が名物で歌に多く詠まれた。
【鹽の山】甲斐國の歌枕。差出の磯近くにある山。内陸なのに鹽と言ふのは面白い。「しほ」ではなくて「しはう(四方)」だつたとも言はれる。
【鹽屋王子】紀伊國。熊野古道、中辺路に点在する貴族の熊野詣の拠点・宿舎の内の一つ。
【嵯峨野】日暮しに見れども飽かぬ女郞花 野邊にや今宵旅寢しなまし〔詞書:嵯峨に前栽掘りにまかりて〕(藤原長能:拾遺161秋哥)
【足柄の關】相模國。東海道に設置された關所。相模國と駿河國を分ける關所。旅のほか、月や雪を詠み込むやうな歌も多い
【井手】あしひきの山吹の花散りにけり 井手のかはづは今や啼くらむ〔詞書:延喜拾三年亭子院歌合歌〕(藤原興風:新古今162春哥下)
【逢坂】あらたまの年は今日明日越えぬべし 逢坂山を我やおくれむ〔詞書:物言ひ侍りける女に、年の果ての頃ほひ、つかはしける〕(藤原ときふる:後撰1074戀哥陸)
【河原院】八重葎茂れる宿の寂しきに 人こそ見えね秋は來にけり〔詞書:河原院にて、荒れたる宿に秋來といふ心を人々よみ侍りけるに〕(惠慶法師:拾遺140秋哥)

Posted by 橘右 at 17:01