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和歌が詠まれた地.bot : 2016/02/15

2016年02月15日

Posted by metabirds Botbird

【井手】あしひきの山吹の花散りにけり 井手のかはづは今や啼くらむ〔詞書:延喜拾三年亭子院歌合歌〕(藤原興風:新古今162春哥下)
【妹山】未詳。詞書から石見國であらう。万葉集では「鴨山」島根県邑智郡美郷町湯抱の鴨山かとも言はれる。
【宇治川】麓をば宇治の川霧立ちこめて 雲居に見ゆる朝日山かな〔詞書:堀河院御歌百首たてまつりけるに、霧をよめる〕(權大納言公實:新古今494秋哥下)
【逢坂】近ければ何かはしるし逢坂の 關の外ぞと思ひ絶えなむ〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰802戀哥肆)
【鏡山】近江國の歌枕。滋賀県蒲生郡竜王町にある鏡山。。現在でもその地名が残る。鏡に見立てゝ「光」「影」「曇りなき」「明し」「映る」などが詠まれた
【住吉】住吉の松はまつとも思ほえで 君が千歳の陰ぞ戀しき〔詞書:御返し〕(大弐参位:新古今1608雜哥中)
【難波】津の國のなには思はず山しろの とはにあひ見むことをのみこそ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今696戀哥肆)
【仁和寺】秋をおきて時こそありけれ菊の花 うつろふからに色のまされば〔詞書:仁和寺に菊の花めしける時に、うたそへてたてまつれ、と仰せられければ、よみてたてまつりける〕(平貞文:古今279秋哥下)
【龍田川】龍田川秋は水なくあせなゝむ あかぬもみぢの流るれば惜し〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:後撰416秋哥下)
【宇津山】旅寢する夢路はゆるせ宇津の山 關とは聞かず守る人もなし〔詞書:和歌所にてをのこども、旅歌つかうまつりしに〕(藤原家隆朝臣:新古今981羈旅哥)

Posted by 橘右 at 17:01