> HOME > 和歌が詠まれた地.bot : 2016/02/13

和歌が詠まれた地.bot : 2016/02/13

2016年02月13日

Posted by metabirds Botbird

【吉野山】數ならぬ身を持荷にて吉野山 高き歎きを思ひこりぬる〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:後撰1167雜哥貮)
【芥川】摂津國の歌枕。流域には嶋上郡衙や今城塚古墳など古くから栄えた跡が殘る。「あくた」から「飽く」を導く。伊勢物語の舞台にもなる。
【御津の濱】七拾にみつの濱松老いぬれど 千代の殘りはなほぞはるけき〔詞書:日吉禰宜成仲七拾賀し侍りけるに、つかはしける〕(淸輔朝臣:新古今744賀哥)
【鈴鹿山】鈴鹿山伊勢をの海人の捨て衣 しほなれたりと人や見るらむ〔詞書:女のもとに衣を脱ぎ置きて、取りにつかはすとて〕(伊尹の朝臣:後撰718戀哥參)
【栗栖野】白波のうちかくるすのかわかぬに 我が袂とこそ劣らざりけれ〔詞書:くるすの〕(輔相:拾遺377物名)
【阿武隈川】阿武隈の霧とはなしによもすがら 立ち渡りつゝ世をもふるかな〔詞書:女の曹司に夜々立ち寄りつゝ物などいひてのち〕(藤原輔文:後撰607戀哥貮)
【春日野】うぐひすの鳴きつるなへに春日野の けふのみゆきを花とこそみれ〔詞書:京極御息所春日にまうで侍りける時、國司のたてまつりける歌あまたありける中に〕(藤原忠房朝臣:拾遺1044雜春哥)
【平野神社】生ひ茂れ平野の原のあや杉よ 濃き紫にたちかさぬべく〔詞書:源遠古朝臣子うませて侍りけるに〕(元輔:拾遺592神樂哥)
【信夫山】消えねたゞ信夫の山の峯の雲 かゝる心も跡なきまでも〔詞書:和歌所歌合に、忍戀の心を〕(雅經:新古今1094戀哥弐)
【大伴の御津】摂津國。場所未定。難波津は大伴氏との関連が深く、大伴氏の支配域にあつた官営の港のことであらう。心斎橋の三津寺はその名を遺してゐるのか。

Posted by 橘右 at 17:01