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和歌が詠まれた地.bot : 2016/02/04

2016年02月04日

Posted by metabirds Botbird

【唐崎】夜もすがら浦こぐ舟は跡もなし 月ぞ殘れる志賀の唐崎〔詞書:和歌所歌合に、湖上月明といふことを〕(宣秋門院丹後:新古今1507雜哥上)
【高砂】高砂の峯の白雲かかりける 人の心をたのみけるかな〔詞書:題しらず〕(よみ人も:後撰652戀哥貮)
【白山】君をのみ思ひこしぢの白山は いつかは雪の消ゆる時ある〔詞書:返し〕(宗嶽大頼:古今979雜哥下)
【賀茂の社】山城國の神社。賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下鴨神社)。賀茂別雷命、玉依姫命、賀茂建角身命をお祀りする。毎年五月十五日には両社共催の葵祭が有名
【平野神社】山城國。櫻の名所。當社の祭神である今木神を百済の蕃神と言ふ輩が多いが、伴信友が諸作『蕃神考(ばんしんこう)』で、「今木神は百済王なり」と根拠となる資料を改竄して主張したことに始まるもので、現在、学術上明確に比定されてゐる。
【宮城野】みさぶらひみかさと申せ宮城野の この下露は雨にまされり〔詞書:みちのくのうた〕(讀人智らず:古今1091大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【賀茂の社】君しまれ道のゆきゝを定むらむ 過ぎにし人をかつ忘れつゝ〔詞書:昔見ける人、賀茂の祭の次第司に出で立ちてなむ、まかり渡るといひて侍りければ〕(馬内侍:新古今1397戀哥伍)
【をぐらの峰】白雲の春は重ねて龍田山 をぐらの峯に花にほふらし〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(藤原定家朝臣:新古今91春哥上)
【須磨】須磨の海人の鹽やく煙風をいたみ 思はぬ方にたなびきにけり〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今708戀哥肆)
【明石】海人小舟とま吹き返す浦風に ひとり明石の月をこそ見れ〔詞書:明石浦をよめる〕(俊賴朝臣:新古今1602雜哥中)

Posted by 橘右 at 17:01