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和歌が詠まれた地.bot : 2016/02/03

2016年02月03日

Posted by metabirds Botbird

【吉野】時しもあれたのむ雁の別れさへ 花散る頃のみ吉野の里〔詞書:百首歌めしゝ時、春歌〕(源具親:新古今121春哥下)
【賀茂の社】ちはやぶる賀茂のやしろのゆふだすき ひと日も君をかけぬ日はなし〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今487戀哥壱)
【有磯海】わが戀は荒磯の海の風をいたみ しきりに寄する浪のまもなし〔詞書:題しらず〕(伊勢:新古今1064戀哥壹)
【鹽屋王子】紀伊國。熊野古道、中辺路に点在する貴族の熊野詣の拠点・宿舎の内の一つ。
【武藏野】紫の色にはさくな武藏野の 草のゆかりと人もこそ見れ〔詞書:さくなむさ〕(如覺法師:拾遺360物名)
【くらぶ山】場所未詳。鞍馬山の事かと言はれる。古今集では「くらま山」は詠まれず、専ら「くらぶ山」である。同一とする説は多い。「暗部」と言ふ字を当てるか。「暗い」、「闇」などを導く。
【鞍馬山】昔より鞍馬の山といひけるは 我がごと人も夜や越えけむ〔詞書:鞍馬の坂を夜越ゆとてよみ侍りける〕(亭子院に今あこと召しける人:後撰1140雜哥貮)
【としまが磯】摂津國。場所未詳。敏馬(みぬめ)の誤訓から生じた地名とも言はれる。敏馬は神戸市灘区岩屋の敏馬神社邊り。
【武藏野】行く末は空にもひとつの武藏野に 草の原より出づる月影〔詞書:五拾首歌たてまつりし時、野徑月〕(攝政太政大臣:新古今422秋哥上)
【逢坂】もる人のあるとは聞けど逢坂の 關もとゞめぬ我が涙かな〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰984戀哥伍)

Posted by 橘右 at 17:01