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和歌が詠まれた地.bot : 2016/01/23

2016年01月23日

Posted by metabirds Botbird

【笙の岩屋】紀伊國。大普賢岳に笙の窟。不動明王の青銅像がまつられる修験道の行場七十五靡の一つで、役ノ行者をはじめ多くの名僧たちがこもつて行をしたと伝へられてゐる。
【六田の淀】大和國。奈良県吉野郡吉野町六田から大淀町北六田邊り。
【瀨田の唐橋】眞木の板も苔むすばかりなりにけり 幾代經ぬらむ瀨田の長橋〔詞書:堀河院御時百首歌たてまつりけるに〕(前中納言匡房:新古今1656雜哥中)
【逢坂】あだ人のたむけに折れる櫻花 逢坂までは散らずもあらなむ〔詞書:あひ知りて侍りける人の東の方へまかりけるに、櫻の花の形に幣をしてつかはしける〕(讀人しらず:後撰1305離別、羈旅哥)
【狹岑の島】讃岐國。坂出市沙弥島。かつては瀬戸内に浮かぶ島の一つであつたが、埋め立てられ陸續きになつてゐる。
【としまが磯】摂津國。場所未詳。敏馬(みぬめ)の誤訓から生じた地名とも言はれる。敏馬は神戸市灘区岩屋の敏馬神社邊り。
【最勝四天王院】山城國の勅願寺。承久の變の時に取り壊され廃絶した。歌合が行はれ、数多くの秀歌が誕生した。京都市東山区五軒町、三条白川橋付近にあつた
【和歌の浦】和歌の浦を松の葉越しにながむれば 梢に寄する海人の釣舟〔詞書:眺望の心をよめる〕(寂蓮法師:新古今1603雜哥中)
【逢坂】戀ひ/\てまれに今宵ぞあふ坂の ゆふつけ鳥は鳴かずもあらなむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今634戀哥參)

Posted by 橘右 at 17:01