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和歌が詠まれた地.bot : 2016/01/21

2016年01月21日

Posted by metabirds Botbird

【和歌の浦】和歌の浦に家の風こそなかれども 浪吹く色は月に見えけり〔詞書:八月拾伍夜、和歌所にてをのこども歌つかうまつり侍りしに〕(民部卿範光:新古今1506雜哥上)
【田上川】月影の田上川に淸ければ 網代に氷魚の夜も見えけり〔詞書:內裏御屛風に〕(淸原元輔:拾遺1133雜秋哥)
【筑紫】筑紫にも柴生ふる野邊はあれどなき 名かなしぶ人ぞ聞えぬ〔詞書:野〕(菅贈太政大臣:新古今1697雜哥下)
【吉野川】吉野川水の心ははやくとも 瀧の音には立てじとぞ思ふ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今651戀哥參)
【高砂】山守は言はば言はなむ高砂の 尾上の櫻折りてかざさむ〔詞書:花山にて、道俗、酒らたうべけるをりに〕(素性法師:後撰50春哥中)
【吉野山】夕されば衣手寒しみ吉野の 吉野の山にみ雪降るらし〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今317冬哥)
【くらぶ山】我が戀にくらぶの山の櫻花 間なく散るとも數はまさらじ〔詞書:題しらず〕(坂上是則:古今590戀哥弐)
【龍田山】立田山秋ゆく人の袖を見よ 木々の梢はしぐれざりけり〔詞書:詩を歌に合はせ侍りしに、山路秋行といへることを〕(前大僧正慈圓:新古今984羈旅哥)
【高砂】秋風の打ち吹くごとに高砂の 尾上の鹿の鳴かぬ日ぞなき〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺191秋哥)
【吉野川】吉野川岸の山吹吹く風に 底の影さへうつろひにけり〔詞書:吉野川のほとりに山吹の咲けりけるをよめる〕(紀貫之:古今124春哥下)

Posted by 橘右 at 17:01