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和歌が詠まれた地.bot : 2016/01/20

2016年01月20日

Posted by metabirds Botbird

【白川】けふよりは露の命も惜しからず 蓮の上の玉と契れば〔詞書:左大將濟時、白河にて說敎せさせ侍りけるに〕(實方朝臣:拾遺1340哀傷哥)
【布引の瀧】主なくてさらせる布を七夕に 我が心とや今日はかさまし〔詞書:朱雀院のみかど、布引の瀧御覽ぜむとてふみづきの七日の日、おはしましてありける時に、さぶらふ人々にうたよませたまひけるによめる〕(橘長盛:古今927雜哥上)
【末の松山】君をおきてあだし心を我がもたば 末の松山浪も越えなむ〔詞書:みちのくのうた〕(讀人智らず:古今1093大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【住吉】いかばかり年は經ねども住の江の 松ぞふたゝび生ひ變りぬる〔詞書:この歌は、ある人住吉に詣でて、人ならば問はましものを住の江の松はいくたび生ひ變るらむとよみたてまつりし御返り事となむいへる〕(住吉大明神:新古今1856神祇哥)
【吉野】世にふれば憂さこそまされみ吉野の 岩のかけ道踏みならしてむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今951雜哥下)
【横川】都より雲の八重立つ奥山の 横川の水は住みよかるらむ〔詞書:少將高光、横川に登りて頭下し侍りにけるを聞かせ給ひてつかはしける〕(天曆御歌:新古今1718雜哥下)
【長柄橋】年經れば朽ちこそなされ橋柱 昔ながらの名だに變らで〔詞書:長柄の橋をよみ侍りける〕(忠岑:新古今1594雜哥中)
【吉野の瀧】み吉野の吉野の瀧に浮かびいづる 泡をかたまの消ゆと見つらむ〔詞書:をがたまの木〕(紀友則:古今431物名)
【生の松原】むかし見し生の松原言問はば 忘れぬ人もありと答へよ〔詞書:筑紫へまかりける人のもとに言ひつかはしける〕(橘倚平:拾遺337別歌)
【淀川】たぎつ瀬のなかにも淀はありてふを など我が戀の淵瀬ともなき〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今493戀哥壱)

Posted by 橘右 at 17:01