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和歌が詠まれた地.bot : 2016/01/19

2016年01月19日

Posted by metabirds Botbird

【吉野山】白雪の降りしく時はみ吉野の 山下風に花ぞ散りける〔詞書:内侍のかみの、右大將藤原の朝臣の四十の賀しける時に、四季のゑかけるうしろの屏風にかきたりけるうた〕(紀貫之:古今363賀哥)
【大井川】色/\の木の葉流るゝ大井川 下は桂のもみぢとや見む〔詞書:大井に紅葉の流るゝを見侍りて〕(壬生忠岑:拾遺212秋哥)
【磐余の池】なき事をいはれの池のうきぬなは くるしき物は世にこそありけれ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺701戀哥貮)
【籬の島】卯の花の咲ける垣根は陸奧の 籬の島の浪かとぞ見る〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺90夏哥)
【北野天滿宮】わが戀は真木の下葉に洩る時雨 濡るとも袖の色に出でめや〔詞書:北野宮歌合に、忍戀の心を〕(太上天皇:新古今1029戀哥壹)
【高砂】秋風の打ち吹くごとに高砂の 尾上の鹿の鳴かぬ日ぞなき〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺191秋哥)
【住の江】摂津國の歌枕。淀川、大和川の堆積と海岸の埋め立てにより地形が変はつてしまつたが、かつては白い砂と青い松が美しい港であつた。「松」から「待つ」を、浪が寄せるから「寄る」などが詠まれた。
【標茅原】なほ賴めしめぢが原のさせも草 わが世の中にあらむ限りは〔詞書:この二歌は淸水觀音御歌となむいひ傳へたる〕(淸水觀音御歌:新古今1916釋敎哥)
【和歌の浦】和歌の浦を松の葉越しにながむれば 梢に寄する海人の釣舟〔詞書:眺望の心をよめる〕(寂蓮法師:新古今1603雜哥中)
【犬養の御湯】信濃國。長野の野澤温泉。奈良時代に行基により発見されたとされる。

Posted by 橘右 at 17:01