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和歌が詠まれた地.bot : 2016/01/17

2016年01月17日

Posted by metabirds Botbird

【吉野山】ふるさとは吉野の山し近ければ ひと日もみ雪降らぬ日はなし〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今321冬哥)
【十市の里】大和國。奈良県橿原市十市町。「遠し」を言ひ掛ける。
【吉野山】み吉野の山の白雪つもるらし ふるさと寒くなりまさるなり〔詞書:奈良の京にまかれりける時にやどれりける所にてよめる〕(坂上是則:古今325冬哥)
【伊香保の沼】伊香保のや伊香保の沼のいかにして 戀しき人を今ひと目見む〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺859戀哥肆)
【賀茂の社】石川やせみの小川の淸ければ 月も流れを尋ねてぞ澄む〔詞書:鴨社歌合とて人々のよみ侍りけるに、月を〕(鴨長明:新古今1894神祇哥)
【春日野】春日野の飛火の野守見しものを なき名と言はゞ罪もこそ得れ〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰663戀哥貮)
【菅原や伏見】いざこゝに我が世はへなむ菅原や 伏見の里の荒れまくも惜し〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今981雜哥下)
【吉野山】今はわれ吉野の山の花をこそ 宿のものとも見るべかりけり〔詞書:世をのがれてのち、百首歌よみ侍りけるに、花の歌とて〕(皇太后宮大夫俊成:新古今1466雜哥上)
【野中の清水】播磨國。普通名詞とも考へられるが、平安末期に神戸市西区岩岡町野中をもつてあてるやうになつた。「いにしへ」を枕詞にすることが多くみられる。
【宇津山】駿河なる宇津の山邊のうつゝにも 夢にも人に逢はぬなりけり〔詞書:駿河國宇津の山に逢へる人につけて、京につかはしける〕(業平朝臣:新古今904羈旅哥)

Posted by 橘右 at 17:01