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和歌が詠まれた地.bot : 2016/01/10

2016年01月10日

Posted by metabirds Botbird

【吉野山】吉野山やがて出でじと思ふ身を 花散りなばと人や待つらむ〔詞書:題しらず〕(西行法師:新古今1619雜哥中)
【音羽山】音羽山今朝越えくれば郭公 梢はるかに今ぞ鳴くなる〔詞書:音羽山を越えける時にほととぎすの鳴くを聞きてよめる〕(紀友則:古今142夏哥)
【袖の浦】いにしへのなきに流るゝ水莖の 跡こと袖の浦に寄りけれ〔詞書:返し〕(女御徽子女王:新古今807哀傷哥)
【雲林院】紫の雲の林を見わたせば 法にあふちの花咲きにけり〔詞書:五月ばかりに、雲林院の菩提講にもうでてよみ侍りける〕(肥後:新古今1929釋敎哥)
【難波】浦わかずみるめ刈るてふ海人の身は なにか難波の方へしも行く〔詞書:平定文がもとより、難波の方へなんまかる、といひ送りて侍りければ〕(土左:後撰553戀哥壱)
【交野】狩りくらし交野の眞柴折り敷きて 淀の川瀨の月を見るかな〔詞書:鷹狩の心をよみ侍りける〕(左近中將公衞:新古今688冬哥)
【久米の岩橋】中絶えて來る人もなき葛城の 久米路の橋は今も危し〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰986戀哥伍)
【渚院】世の中に絶えて櫻のなかりせば 春の心はのどけからまし〔詞書:渚の院にてさくらを見てよめる〕(在原業平:古今53春哥上)
【北野天満宮】みこし岡幾十の世々に年をへて けふの行幸を待ちて見つらむ〔詞書:おなじ御時、北野の行幸にみこし岡にて〕(枇杷左大臣:後撰1132雜哥貮)
【粟田】引き植ゑし人はむべこそ老いにけれ 松のこだかくなりにけるかな〔詞書:淡路のまつりごと人の任果てゝ上りまうで來ての頃、兼輔朝臣の粟田の家にて〕(みつね:後撰1107雜哥壱)

Posted by 橘右 at 17:01