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和歌が詠まれた地.bot : 2016/01/08

2016年01月08日

Posted by metabirds Botbird

【宇陀】宇陀の野は耳成山か呼子鳥 呼ぶ聲にだに答へざるらむ〔詞書:宇多院に侍りける人に消息つかはしける、返事も侍らざりければ〕(讀人しらず:後撰1034戀哥陸)
【鷹尾山】とやがへる鷹尾山の玉椿 霜をば經ふとも色は變らじ〔詞書:寬治二年大嘗會屛風に、鷹尾山をよめる〕(前中納言匡房:新古今750賀哥)
【音羽山】音羽山音に聞きつゝあふ坂の 關のこなたに年をふるかな〔詞書:題しらず〕(在原元方:古今473戀哥壱)
【吉野】み吉野も若菜つむらむわぎもこが ひばら霞て日數へぬれば〔詞書:はらか〕(元輔:拾遺407物名)
【大原野】大原やをしほの山も今日こそは 神世のことも思ひいづらめ〔詞書:二條のきさきのまだ東宮の御息所と申しける時に、大原野にまうでたまひける日よめる〕(在原業平:古今871雜哥上)
【横川】都より雲の八重立つ奥山の 横川の水は住みよかるらむ〔詞書:少將高光、横川に登りて頭下し侍りにけるを聞かせ給ひてつかはしける〕(天曆御歌:新古今1718雜哥下)
【淀の渡り】しけるごと眞菰の生ふる淀野には つゆの宿りを人ぞかりける〔詞書:天曆御時屛風に、淀の渡りする人かける所に〕(壬生忠見:拾遺114夏哥)
【近江】今日別れ明日はあふみと思へども 夜やふけぬらむ袖の露けき〔詞書:さだときのみこの家にて、藤原のきよふが近江の介にまかりける時に、むまのはなむけしける夜よめる〕(紀利貞:古今369離別哥)
【黑塚】陸奧國。安達が原にある黑塚。眞弓山觀世寺の延喜に、神龜參年(七二六年)、阿闍梨祐慶東光坊と言ふ有徳の僧侶が鬼女と出會つたと言ふ傳説が殘る
【三笠山】もる目のみあまた見ゆれば三笠山 知る/\いかゞさしてゆくべき〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰1030戀哥陸)

Posted by 橘右 at 17:01