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和歌が詠まれた地.bot : 2016/01/02

2016年01月02日

Posted by metabirds Botbird

【小野】忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや 雪踏みわけて君を見むとは〔詞書:これたかのみこのもとにまかりかよひけるを、かしらおろして小野といふ所に侍りけるに、むつきにとぶらはむとてまかりたりけるに(略)〕(在原業平:古今970雜哥下)
【初瀬川】大和國。長谷寺の前を流れる川。「古川野邊」の「二本の杉」を詠んだ歌が多い。
【笠取山】いかでなほ笠取山に身をなして 露けき旅に添はむとぞ思ふ〔詞書:宗于朝臣のむすめ、陸奧へくだりけるに〕(讀人しらず:後撰1325離別、羈旅哥)
【衣川】衣川みなれし人の別れには 袂までこそ浪は立ちけれ〔詞書:題しらず〕(源重之:新古今865離別哥)
【眞土山】賴めこし人を待乳の山風に さ夜ふけしかば月も入りにき〔詞書:能宣朝臣、大和國待乳の山近く住みける女のもとに夜更けてまかりて、逢はざりけるを恨み侍りければ〕(讀人しらず:新古今1518雜哥上)
【三室山】神なびのみむろの山を秋ゆけば 錦たちきる心地こそすれ〔詞書:これさだのみこの家の歌合せのうた〕(壬生忠岑:古今296秋哥下)
【佐保山】もみぢ見に宿れる我と知らねばや 佐保の川霧立ち隠すらむ〔詞書:初瀨へまうで侍りける道に、佐保山のもとにまかり宿りて、朝に霧の立ちわたりて侍りければ〕(惠慶法師:拾遺193秋哥)
【男女川】筑波嶺の峯より落つる男女川 戀ぞつもりて淵となりける〔詞書:釣殿の皇女につかはしける〕(陽成院御製:後撰776戀哥參)
【鳥羽】山里の稻葉の風に寢ざめして 夜深く鹿の聲を聞くかな〔詞書:白河院鳥羽におはしましけるに、田家秋興といへることを人々よみ侍りけるに〕(中宮大夫師忠:新古今449秋哥下)
【住吉】浪數にあらぬ身なれば住吉の 岸にも寄らずなりや果てなむ〔詞書:題しらず〕(よみ人も:後撰1210雜哥參)

Posted by 橘右 at 17:01