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和歌が詠まれた地.bot : 2016/01/01

2016年01月01日

Posted by metabirds Botbird

【陪膳の濱】近江國。滋賀県大津市膳所辺りの琵琶湖岸。陪膳を連想
【北野天滿宮】わが戀は真木の下葉に洩る時雨 濡るとも袖の色に出でめや〔詞書:北野宮歌合に、忍戀の心を〕(太上天皇:新古今1029戀哥壹)
【音羽の瀧】山城國の歌枕。修学院の裏の山で雲母坂の先にあつたと言ふ。この他にも同名の瀧が清水寺の境内と山科の音羽川の上流にもある。
【高砂】かくしつゝ世をやつくさむ高砂の 尾上に立てる松ならなくに〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今908雜哥上)
【御手洗川】そら目をそ君はみたらし川の水 淺しや深しそれは我かは〔詞書:賀茂にまうでて侍りける男の見侍りて、今はな隠れそ、いとよく見てき、と言ひおこせて侍りければ〕(伊勢:拾遺534雜哥下)
【木幡】山科の木幡の里に馬はあれど 徒歩よりぞ來る君を思へば〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺1243雜戀)
【四極山】場所未詳。本居宣長は住吉の山阪神社辺りと比定してゐるが異説もある。
【鳥羽】山里の稻葉の風に寢ざめして 夜深く鹿の聲を聞くかな〔詞書:白河院鳥羽におはしましけるに、田家秋興といへることを人々よみ侍りけるに〕(中宮大夫師忠:新古今449秋哥下)
【熊野本宮大社】世をそむく山の松の松風に 苔の衣や夜寒なるらむ〔詞書:相知れりける人の熊野にこもり侍りけるにつかはしける〕(安法法師:新古今1663雜哥中)
【笙の岩屋】寂寞の苔の岩戸のしづけきに 涙の雨の降らぬ日ぞなき〔詞書:御嶽の笙の岩屋に籠りてよめる〕(日藏上人:新古今1923釋敎哥)

Posted by 橘右 at 17:01