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和歌が詠まれた地.bot : 2015/12/28

2015年12月28日

Posted by metabirds Botbird

【吉野山】吉野山花のふるさと跡絕えて むなしき枝に春風ぞ吹く〔詞書:殘春の心を〕(攝政太政大臣:新古今147春哥下)
【音無の里】紀伊國。音無川が流れる里。熊野本宮大社付近。音も聞こえぬ山峡の隠れ里と言ふ情景が詠まれることが多い
【竝びの池】同じくは君と竝びの池にこそ 身を投げつとも人に聞かせめ〔詞書:まだ逢はず侍りける女のもとに、死ぬべし、と言へりければ、返事に、はや死ねかし、といへりければ、又つかはしける〕(讀人しらず:後撰855戀哥肆)
【住吉】住吉の岸の姫松人ならば 幾世かへしと問はましものを〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今906雜哥上)
【三輪山】三輪の山いかに待ち見む年ふとも たづぬる人もあらじと思へば〔詞書:仲平の朝臣あひ知りて侍りけるを、かれがたになりにければ、父が大和のかみに侍りけるもとへまかるとてよみてつかはしける〕(伊勢:古今780戀哥伍)
【近江】近江より朝立ちくればうねの野に たづぞ鳴くなる明けぬこの夜は〔詞書:近江ぶり〕(讀人智らず:古今1071大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【宇津山】駿河なる宇津の山邊のうつゝにも 夢にも人に逢はぬなりけり〔詞書:駿河國宇津の山に逢へる人につけて、京につかはしける〕(業平朝臣:新古今904羈旅哥)
【熊野本宮大社】思ふこと身にあまるまでなる瀧の しばし淀むを何恨むらむ〔詞書:この歌は、身の沈めることを嘆きて、東の方へまからむと思ひ立ちける人、熊野の御前に通夜して侍りける夢に見えけるとぞ〕(熊野權現:新古今1860神祇哥)
【伊勢の濱萩】幾夜かは月をあはれとながめてき 浪に折り敷く伊勢の濱萩〔詞書:海邊重夜といへる心をよみ侍りし〕(越前:新古今943羈旅哥)
【飯室】近江國。滋賀県大津市坂本、比叡山横川の別所。飯室不動がある邊り

Posted by 橘右 at 17:01