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和歌が詠まれた地.bot : 2015/12/27

2015年12月27日

Posted by metabirds Botbird

【三笠山】聲高く三笠の山ぞよばふなる あめの下こそ樂しかるらし〔詞書:天曆の帝四十になりおはしましける時、山階寺に金泥壽命經四十卷を書き供養し奉りて、御卷數鶴にくはせて州濱に立てたりけり、その州濱の敷物にあまたの歌蘆手にかける中に〕(仲算法師:拾遺274賀哥)
【浮島】定めなき人の心にくらぶれは たゞ浮島は名のみなりけり〔詞書:浮島〕(順:拾遺1249雜戀)
【瓶の原】瓶の原わきて流るゝ泉川 いつ見きとてか戀しかるらむ〔詞書:題しらず〕(中納言兼輔:新古今996戀哥壹)
【鈴鹿山】越えぬてふ名をな怨みそ鈴鹿山 いとゞ間近くならむと思ふを〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰1041戀哥陸)
【關戶の院】はるかなる旅の空にも遲くれねば うらやましきは秋の夜の月〔詞書:源公貞が大隅へまかり下りけるに、關戶の院にて、月のあかゝりけるに、別れ惜しみ侍りて〕(平兼盛:拾遺347別歌)
【多摩川】玉河にさらす手作りさら/\に 昔の人の戀しきやなぞ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺860戀哥肆)
【水無瀨】もみぢ葉をさこそあらしの拂ふらめ この山本も雨と降るなり〔詞書:長月の頃、水無瀨に日頃侍りけるに、あらしの山の紅葉に淚にたぐふよし申しつかはして侍りける人の返りことに〕(權中納言公經:新古今543秋哥下)
【岩代】岩代の野中にたてる結び松 心も解けず昔思へば〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺1256雜戀)
【難波】わが戀はいはぬばかりぞ難波なる 蘆のしの屋の下にこそ焚け〔詞書:題しらず〕(小弁:新古今1063戀哥壹)
【甲斐が嶺】甲斐がねをさやにも見しかけゝれなく 横ほりふせる小夜の中山〔詞書:かひうた〕(讀人智らず:古今1097大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)

Posted by 橘右 at 17:00