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和歌が詠まれた地.bot : 2015/12/20

2015年12月20日

Posted by metabirds Botbird

【初瀬】大和國。長谷寺。源氏物語にも登場。伊勢と大和を結ぶ初瀬街道沿ひあり人の往來が多く歌によまれた。現在は牡丹が有名だが、貫之の歌は梅であり梅や櫻など様々な花が詠まれる。
【白川】いさやまた月日のゆくも知らぬ身は 花の春ともけふこそは見れ〔詞書:籠りゐて侍りける頃、後德大寺左大臣白川の花見にさそひ侍りければ、まかりてよみ侍りける〕(源師光:新古今1458雜哥上)
【羽束師の森】山城國。羽束師坐高御産日神社境内の森。「恥ずかし」の意で用ゐられる。
【姥捨山】更級や姥捨山の有明の つきずもゝのを思ふ頃かな〔詞書:題しらず〕(伊勢:新古今1257戀哥肆)
【中將の塚】陸奧國。藤中将実方の墓。不調法がもとで陸奥に左遷され、その地で命を落とした。笠島道祖神の神罰であると言ふ。
【龍田山】唐錦秋の形見や立田山 散りあへぬ枝にあらし吹くなり〔詞書:五拾首歌たてまつりし時〕(宮內卿:新古今566冬哥)
【刈萱の關】筑前國。大宰府の警固のために置かれた関所の跡。室町時代の末まで残っていたが、戦国時代になって廃止された。
【嵯峨野】山城國の歌枕。平安の頃から現代に至るまで我が國を代表する観光名所。山に川にと変化にとんだ地形と数々の名刹・古刹が立ち並ぶ。
【石清水八幡宮】榊葉にそのいふかひはなけれども 神に心をかけぬまぞなき〔詞書:八幡宮の權官にて年久しかるけることを恨みて、御神楽の夜まゐりて、榊に結び附け侍りける〕(法印成淸:新古今1887神祇哥)
【大淀】大淀の禊幾世になりぬらむ 神さびにたる浦の姫松〔詞書:恆德公家障子〕(源兼澄:拾遺594神樂哥)

Posted by 橘右 at 17:01