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和歌が詠まれた地.bot : 2015/11/24

2015年11月24日

Posted by metabirds Botbird

【須磨】摂津國の歌枕。白砂青松の美しい砂浜を持つ海岸であり、多くの歌が詠まれた。「海人」や「鹽燒き」などが詠まれる。古今962雜歌下は、謡曲「松風」を生んだ秀歌。
【伏見稻荷大社】山城國。千本鳥居の丹も鮮やかな宇迦之御魂大神をお祀りする社。
【奈良思の岡】大和國。場所未詳。斑鳩町龍田の邊と思はれる。奈良山のことか。呼子鳥や時鳥が詠まれる。後撰53では「奈良思の山」があり、同じ場所か
【志賀須賀の渡り】三河國の歌枕。愛知県寶飯郡小坂井町、吉田川(豊川)にあつた渡し場。「しかすが」を掛ける。躊躇や執着を表すことが多い。
【住吉】住みよしと思ひし宿は荒れにけり 神のしるしを待つとせしまに〔詞書:奉幣使にて住吉にまゐりて、昔住みける所の荒れたりけるを見てよみ侍りける〕(津守有基:新古今1994神祇哥)
【眞土山】たれをかもまつちの山のをみなえし 秋と契れる人ぞあるらし〔詞書:題しらず〕(小野小町:新古今336秋哥上)
【龍田山】たがみそぎゆふつけ鳥か唐衣 たつたの山にをりはへて鳴く〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今995雜哥下)
【宇治】暮れてゆく春のみなとは知らねども 霞に落つる宇治の柴舟〔詞書:五拾首歌たてまつりし時〕(寂蓮法師:新古今169春哥下)
【賀茂の社】年を經て憂き影をのみみたらしの 變る世もなき身をいかにせむ〔詞書:賀茂にまゐりて〕(周防内侍:新古今1888神祇哥)
【佐野のわたり】紀伊國の歌枕。和歌山県新宮市南端の海岸沿ひあつた木の川の渡し。「雨」「雪」が詠み込まれることが多い。

Posted by 橘右 at 17:01