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和歌が詠まれた地.bot : 2015/11/23
2015年11月23日
Posted by metabirds Botbird
【住の江】いかばかり年は經ねども住の江の 松ぞふたゝび生ひ變りぬる〔詞書:この歌は、ある人住吉に詣でて、人ならば問はましものを住の江の松はいくたび生ひ變るらむとよみたてまつりし御返り事となむいへる〕(住吉大明神:新古今1856神祇哥)
【粟田】引き植ゑし二葉の松はありながら 君が千歳のなきぞ悲しき〔詞書:兼輔朝臣なくなりてのち、土左の國よりまかりのぼりて、かの粟田の家にて〕(つらゆき:後撰1411哀傷哥)
【近江】今日別れ明日はあふみと思へども 夜やふけぬらむ袖の露けき〔詞書:さだときのみこの家にて、藤原のきよふが近江の介にまかりける時に、むまのはなむけしける夜よめる〕(紀利貞:古今369離別哥)
【河原院】うちつけにさびしくもあるかもみぢ葉も 主なき宿は色なかりけり〔詞書:かは原のおほいまうちぎみの身まかりての秋、かの家のほとりをまかりけるに、もみぢの色まだふかくもならざりけるを見てかの家によみていれたりける〕(近院右大臣:古今848哀傷哥)
【賀茂の社】鏡にも影みたらしの水の面に うつるばかりの心とを知れ〔詞書:これまた、賀茂に詣でたる人の夢に見えけるといへり〕(賀茂別雷命:新古今1862神祇哥)
Posted by 橘右 at 17:01