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和歌が詠まれた地.bot : 2015/11/19

2015年11月19日

Posted by metabirds Botbird

【布留】石上布留野の小笹霜を經て ひとよばかりに殘る年かな〔詞書:題しらず〕(攝政太政大臣:新古今698冬哥)
【野中の清水】播磨國。普通名詞とも考へられるが、平安末期に神戸市西区岩岡町野中をもつてあてるやうになつた。「いにしへ」を枕詞にすることが多くみられる。
【高砂】津の國の歌枕。加古川の河口付近。白い砂と青い松が有名。松が歌に詠まれた。「高砂の尾上」と詠まれることが多い。
【葛城山】大和國の歌枕。一言主神と役の行者との伝説がある。そのため修験道の霊場として知られてゐる。
【染川】名にはいへど黑くも見えす漆川 さすがにわたる水はぬるめり〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺549雜哥下)
【久米の岩橋】葛城や久米路の橋にあらばこそ 思ふ心を中空にせめ〔詞書:心ざしありて人に言ひ交し侍りけるを、つれなかりければ、言ひわづらひて止みにけるを、思ひ出でて言ひ送りける返ことに、心ならぬさまなり、といへりければ〕(讀人しらず:後撰774戀哥參)
【岩手山】陸奥國の歌枕。宮城県大崎市にある山。大崎氏が岩出山城を築城するなど古来より交通の要衝であつた。
【田蓑島】難波潟潮滿ちくらし雨衣 たみのゝ島にたづ鳴き渡る〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今913雜哥上)
【音無の里】戀わびぬ音をだに泣かむ聲たてゝ いづこなるらむ音無の里〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺749戀哥貮)
【末の松山】浦近く降り來る雪は白波の 末の松山越すかとぞ見る〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺239冬哥)

Posted by 橘右 at 17:00