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和歌が詠まれた地.bot : 2015/10/30

2015年10月30日

Posted by metabirds Botbird

【逢坂】待つ人は來ぬと聞けどもあらたまの 年のみ越ゆる逢坂の關〔詞書:しはすばかりに、東よりまうで來ける男の、もとより京にあひ知りて侍りける女のもとに、正月ついたちまで、おとづれす侍りければ〕(讀人しらず:後撰1303雜哥肆)
【紙屋川】山城國。京都市右京区鳴滝の沢山東麓に発し衣笠・北野から北野天満宮の西方を流れ天神川となる
【袖の浦】袖の浦の浪吹き返す秋風に 雲の上まで涼しからなむ〔詞書:后の宮より内に扇たてまつり給ひけるに〕(中務:新古今1497雜哥上)
【三笠山】ふるさとの三笠の山は遠けれど 聲は昔のうとからぬかな〔詞書:兼輔朝臣、宰相中將より中納言になりて、又の年賭弓の還りたちの饗にまかりて、これかれ思ひのぶるついでに〕(兼輔朝臣:後撰1106雜哥壱)
【長田村】丹波國。場所未詳。福知山市に長田の地名がある。
【神路山】内宮南方の山々。古くから神宮の社殿の用材を伐り出す山として神聖視されてきた。その爲、神祇歌に良く詠まれる。
【鳥籠山】さらぬだに秋の旅寢はかなしきに 松に吹くなりとこの山風〔詞書:旅歌とてよめる〕(藤原秀能:新古今967羈旅哥)
【龜の尾山】山城國の歌枕。嵯峨天皇・後嵯峨天皇・亀山上皇の離宮の亀山殿があつた。吉兆の標である龜の名を冠してゐることから、賀歌として詠まれることが多く、「君が代」「君が齢」「萬世」などが詠み込まれた。
【住吉】待つ人は心ゆくとも住吉の 里にとのみは思はざらなむ〔詞書:大弐三位、里に出で侍りにけるを聞こしめして〕(後冷泉院御歌:新古今1607雜哥中)
【秋篠】大和國。現在も地名が残り秋篠町には秋篠寺がある

Posted by 橘右 at 17:01