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和歌が詠まれた地.bot : 2015/10/28

2015年10月28日

Posted by metabirds Botbird

【春日山】春日山都の南しかぞ思ふ 北の藤波春に逢へとは〔詞書:家に歌合し侍りけるに、春の祝の心をよみ侍りける〕(攝政太政大臣:新古今746賀哥)
【かへる山】白雪の八重降りしけるかへる山 かへるがへるも老いにけるかな〔詞書:寛平の御時きさいの宮の歌合せのうた〕(在原棟梁:古今902雜哥上)
【生の松原】むかし見し生の松原言問はば 忘れぬ人もありと答へよ〔詞書:筑紫へまかりける人のもとに言ひつかはしける〕(橘倚平:拾遺337別歌)
【吉野山】吉野山絶えず霞のたなびくは 人に知られぬ花や咲くらむ〔詞書:題しらず〕(中務:拾遺37春哥)
【逢坂】關山の峯の杉むら過ぎゆけど 近江はなほぞはるけかりける〔詞書:ある人の娘あまたありけるを、姉よりはじめて言ひ侍りけれど、聞かざりければ、三にあたる女につかはしける〕(讀人しらず:後撰875戀哥肆)
【大和】古道に我やまどはむいにしへの 野中の草はしげりあひにけり〔詞書:やまと〕(輔相:拾遺375物名)
【大荒木の森】山城國の歌枕。與杼神社境内の森。現在の與杼神社は、桂川の河川敷川幅工事を受け、現在の地に遷座した。元の森は桂川の川の底に沈んでいる。
【吉野川】大和國。奈良県吉野郡吉野町を流れる川。流れが急で戀の激しい思ひを託す歌も多い。
【鏡山】鏡山山かき曇り時雨るれど もみぢあかくぞ秋はみえける〔詞書:鏡山をこゆとて〕(そせいほうし:後撰393秋哥下)
【朽木】花咲かぬ朽木の杣の杣人の いかなるくれに思ひ出づらむ〔詞書:年頃絶え侍りにける女の、くれといふもの尋ねたりけるに、つかはすとて〕(藤原仲文:新古今1398戀哥伍)

Posted by 橘右 at 17:01