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和歌が詠まれた地.bot : 2015/10/22

2015年10月22日

Posted by metabirds Botbird

【唐崎】浪の花沖から咲きて散りくめり 水の春とは風やなるらむ〔詞書:からさき〕(伊勢:古今459物名)
【飛鳥川】飛鳥川淵瀨に變る心とは みな上下の人も言ふめり〔詞書:男の、人にもあまた問へ、我やあだなる心ある、と言へりければ〕(伊勢:後撰1258雜哥肆)
【小餘綾の磯】こよろぎの磯たちならし磯菜つむ めざしぬらすな沖にをれ浪〔詞書:さがみうた〕(讀人智らず:古今1094大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【須磨】須磨の浦のなぎたる朝は目もはるに 霞にまがふ海人の釣舟〔詞書:春、須磨の方にまかりてよめる〕(藤原孝善:新古今1598雜哥中)
【高砂】高砂の松も昔になりぬべし なほ行末は秋の夜の月〔詞書:八月拾伍夜和歌所歌合に、月多秋友といふことをよみ侍りし〕(寂蓮法師:新古今740賀哥)
【中將の塚】朽ちもせぬその名ばかりをとゞめおきて 枯野のすゝき形見とぞ見る〔詞書:陸奧國へまかれりける野中に、目に立つさまなる塚の侍りけるを、問はせ侍りければ、これなむ中將の塚と申すと答へければ(略)〕(西行法師:新古今793哀傷哥)
【有乳山】越前國の歌枕。かつては愛發山と言ふ地名があつたやうだが、現在はその地名が失はれてゐる。麓には愛發の関と言ふ関所もあつた。「雪」や「淺茅」などが詠まれた。
【伊勢神宮】神風やとよみてぐらみなぎくしで かけて仰ぐといふもかしこし〔詞書:大神宮の歌の中に〕(太上天皇:新古今1876神祇哥)
【淸瀧川】山城国の歌枕。京都市右京区の愛宕山のふもとを流れて、保津川に注ぐ川。流域に神護寺や高山寺がありもみぢが綺麗。
【松の尾山】萬代を松の尾山の䕃茂み 君をぞ折るときはかきはに〔詞書:寬治八年關白前太政大臣歌合に、祝の心を〕(康資王母:新古今726賀哥)

Posted by 橘右 at 17:01