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和歌が詠まれた地.bot : 2015/10/13

2015年10月13日

Posted by metabirds Botbird

【吉野山】白雪の降りしく時はみ吉野の 山下風に花ぞ散りける〔詞書:内侍のかみの、右大將藤原の朝臣の四十の賀しける時に、四季のゑかけるうしろの屏風にかきたりけるうた〕(紀貫之:古今363賀哥)
【瓶の原】みやこいでてけふみかの原いづみ川 川風寒し衣かせ山〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今408羇旅哥)
【長柄橋】摂津國。淀川に架かる橋。現在も橋名が殘る。平安の頃は淀川の増水によりよく倒潰した。
【飛鳥川】飛鳥河心のうちに流るゝは 底のしがらみ何時か淀まむ〔詞書:言ひわづらひて止みにけるを、又思ひ出でてとぶらひ侍りければ、いと定なき心かな、と言ひて、飛鳥河の心を言ひつかはして侍りければ〕(讀人しらず:後撰1013戀哥陸)
【平城京】身はゝやく奈良の都となりにしを 戀しきことのまだもふりぬか〔詞書:題しらず〕(よみ人も:後撰560戀哥壱)
【多摩川】玉河にさらす手作りさら/\に 昔の人の戀しきやなぞ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺860戀哥肆)
【笠取山】山城國の歌枕。京都府宇治市西笠取赤坂にある。もみぢの名所。笠にちなみ雨を詠みこむことが多い。
【白川】いさやまた月日のゆくも知らぬ身は 花の春ともけふこそは見れ〔詞書:籠りゐて侍りける頃、後德大寺左大臣白川の花見にさそひ侍りければ、まかりてよみ侍りける〕(源師光:新古今1458雜哥上)
【武藏野】紫の色にはさくな武藏野の 草のゆかりと人もこそ見れ〔詞書:さくなむさ〕(如覺法師:拾遺360物名)
【羽束師の森】忘られて思ふなげきの繁るをや 身をはづかしの森といふらむ〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:後撰664戀哥貮)

Posted by 橘右 at 17:00