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和歌が詠まれた地.bot : 2015/10/10

2015年10月10日

Posted by metabirds Botbird

【鳰の海】かきくもり夕立つ浪の荒ければ 浮きたる舟ぞしづ心なき〔詞書:湖の舟にて、夕立のしぬべきよしを申しけるを聞きて、よみ侍りける〕(大僧正行尊:新古今918羈旅哥)
【瀨田の唐橋】眞木の板も苔むすばかりなりにけり 幾代經ぬらむ瀨田の長橋〔詞書:堀河院御時百首歌たてまつりけるに〕(前中納言匡房:新古今1656雜哥中)
【園原】信濃國の歌枕。長野県下伊那郡阿智村にある台地。「箒木」が詠まれる。源氏物語でも「箒木」と共に詠まれてゐる。
【淀川】まこも刈る淀の澤水雨降れば 常よりことにまさる我が戀〔詞書:題しらず〕(紀貫之:古今587戀哥弐)
【難波】津の國のなには思はず山しろの とはにあひ見むことをのみこそ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今696戀哥肆)
【和歌の浦】和歌の浦に家の風こそなかれども 浪吹く色は月に見えけり〔詞書:八月拾伍夜、和歌所にてをのこども歌つかうまつり侍りしに〕(民部卿範光:新古今1506雜哥上)
【雄島】心ある雄島の海人の袂かな 月宿れとは濡れぬものから〔詞書:八月拾五夜和歌所歌合に、海邊秋月といふことを〕(宮內卿:新古今399秋哥上)
【水無瀨】面影の霞める月ぞやどりける 春や昔の袖の涙に〔詞書:水無瀨戀拾伍首歌合に、春戀の心を〕(皇太后宮大夫俊成女:新古今1136戀哥弐)
【片岡の朝の原】明日からは若菜摘まむと片岡の 朝の原はけふぞ燒くめる〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺18春哥)
【嵐山】朝まだき嵐の山の寒ければ もみぢの錦着ぬ人ぞなき〔詞書:嵐の山のもとをまかりけるに、もみぢのいたく散り侍りければ〕(右衞門督公任:拾遺210秋哥)

Posted by 橘右 at 17:01