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和歌が詠まれた地.bot : 2015/10/09

2015年10月09日

Posted by metabirds Botbird

【吉野】み吉野も若菜つむらむわぎもこが ひばら霞て日數へぬれば〔詞書:はらか〕(元輔:拾遺407物名)
【大井川】大井川かがりさしゆく鵜飼舟 幾瀨に夏の夜を明かすらむ〔詞書:千五百番歌合に〕(皇太后宮大夫俊成:新古今253夏哥)
【春日山】大和國の歌枕。春日大社の東側にある山。御蓋山とも。春日山・生駒山・奈良山は平城京の三山と呼ばれ多くの歌が詠まれた。
【二見の浦】夕月夜おぼつかなきを玉くしげ ふたみのうらはあけてこそ見め〔詞書:たぢまの國の湯へまかりける時に、ふたみのうらといふ所にとまりて、夕さりのかれいひたうべけるに、ともにありける人々のうたよみけるついでによめる〕(藤原兼輔:古今417羇旅哥)
【阿武隈川】君にまた阿武隈川を待つべきに 殘り少なきわれぞかなしき〔詞書:返し〕(藤原範永朝臣:新古今867離別哥)
【千代の古道】嵯峨の山千代の古道あとゝめて また露分くる望月の駒〔詞書:後白河院、栖霞寺におはしましけるに、駒引きの引分けの使にてまゐりけるに〕(定家朝臣:新古今1646雜哥中)
【石山寺】逢坂のゆふつけに鳴く鳥の音を 聞きとがめずぞ行き過ぎにける〔詞書:病し侍りて、近江の關寺に籠りて侍りけるに、前の道より閑院の御、石山にまうでけるを、たゞいまなん行過ぎぬる、と人の告げ侍りければ、追ひてつかはしける〕(敏行の朝臣:後撰1126雜哥貮)
【住吉】住吉の濱松が枝に風吹けば 浪の白木綿かけぬまぞなき〔詞書:一品聡子内親王住吉に詣でて、人々歌よみ侍りけるによめる〕(藤原道經:新古今1913神祇哥)
【布留の瀧】大和國。奈良県天理市滝本町にある滝。現在は桃尾の滝。
【勿来の關】立ち寄らば影踏むばかり近けれど 誰か勿来の關をすゑけむ〔詞書:寬平のみかど御ぐしおろさせたまうての頃、御帳のめぐりにのみ人はさぶらはせたまうて、近う寄せられざりければ、書きて御帳に結びつけゝる〕(小八條御息所:後撰682戀哥貮)

Posted by 橘右 at 17:00