> HOME > 和歌が詠まれた地.bot : 2015/10/07

和歌が詠まれた地.bot : 2015/10/07

2015年10月07日

Posted by metabirds Botbird

【因幡】現在の鳥取県。行平卿の歌が有名で、「いなば」「松」などが詠まれる。
【白山】君をのみ思ひこしぢの白山は いつかは雪の消ゆる時ある〔詞書:返し〕(宗嶽大頼:古今979雜哥下)
【大原野】身をばかつ小鹽の山と思ひつゝ いかに定めて人の入りけむ〔詞書:返し〕(能宣朝臣:新古今1629雜哥中)
【逢坂】逢坂の關の淸水に影見えて 今や引くらむ望月の駒〔詞書:延喜御時月次仰屛風に〕(貫之:拾遺170秋哥)
【北山】山城國北部の山。場所が特定できない。左京区岩倉から北区の鷹峯、衣笠山に至る広範囲な山並み.もみぢの名所で、もみぢが詠まれることが多い
【大淀】大淀の松はつらくもあらなくに 恨みてのみもかへる浪かな〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今1433戀哥伍)
【十市の里】暮ればとく行きて語らむ逢ふことの 十市の里の住みうかりしも〔詞書:春日使にまかりて、歸りてすなはち女のもとにつかはしける〕(一條攝政:拾遺1197雜賀哥)
【白山】都まで音にふり來る白山は ゆきつきがたき所なりけり〔詞書:しら山へまうてけるに、みち中よりたよりの人につけてつかはしける〕(讀人しらず:後撰1353羈旅哥)
【龍田山】なき名のみ龍田の山の麓には よにもあらじの風も吹かなむ〔詞書:廉義公家の紙繪に、旅人の盗人にあひたる形描ける所〕(藤原爲順:拾遺561雜哥下)
【長岡】世の中にさらぬ別れのなくもがな 千代もとなげく人の子のため〔詞書:返し〕(在原業平:古今901雜哥上)

Posted by 橘右 at 17:00