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和歌が詠まれた地.bot : 2015/10/01

2015年10月01日

Posted by metabirds Botbird

【高圓山】大和國の歌枕。奈良市内の南東に位置し春日山に連なる山。聖武天皇の離宮があつた。「萩」「雁」「月」などが景物。
【佐保山】誰がための錦なればか秋霧の 佐保の山邊を立ち隱すらむ〔詞書:大和の國にまかりける時、佐保山に霧の立てりけるを見てよめる〕(紀友則:古今265秋哥下)
【住の江】住の江に生ひそふ松の枝ごとに 君が千歲の數ぞこもれる〔詞書:天喜四年皇后宮の歌合に、祝の心をよみ侍りける〕(前大納言隆國:新古今725賀哥)
【眞葛が原】山城國。円山公園を中心に、北は知恩院より、南は双林寺に及ぶ東山山麓一帯。
【熊野本宮大社】契りあればうれしきかゝる折に逢ひぬ 忘るな神も行末の空〔詞書:熊野の本宮燒けて、年の内に遷宮侍りしにまゐりて〕(太上天皇:新古今1911神祇哥)
【大井川】夕月夜小倉の山に鳴く鹿の 聲の内にや秋は暮るらむ〔詞書:ながつきのつごもりの日、大井にてよめる〕(紀貫之:古今312秋哥下)
【交野】逢ふ事の交野へとてぞ我はゆく 身を同じ名に思ひなしつゝ〔詞書:えがたう侍りける女の家の前よりまかりけるを見て、いづこへ行くぞ、と言ひ出だして侍りければ〕(藤原ためよ:後撰917戀哥伍)
【高間山】よそにのみ見てやゝみなむ葛城や 高間の山の峯の白雲〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今990戀哥壹)
【北山】見る人もなくて散りぬる奧山の 紅葉は夜の錦なりけり〔詞書:北山にもみぢ折らむとてまかれりける時によめる〕(紀貫之:古今297秋哥下)
【富士山】世の中を心高くもいとふかな 富士のけぶりを身の思ひにて〔詞書:題しらず〕(前大僧正慈圓:新古今1614雜哥中)

Posted by 橘右 at 17:01