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和歌が詠まれた地.bot : 2015/09/21

2015年09月21日

Posted by metabirds Botbird

【逢坂】あだ人のたむけに折れる櫻花 逢坂までは散らずもあらなむ〔詞書:あひ知りて侍りける人の東の方へまかりけるに、櫻の花の形に幣をしてつかはしける〕(讀人しらず:後撰1305離別、羈旅哥)
【須磨】須磨の浦のなぎたる朝は目もはるに 霞にまがふ海人の釣舟〔詞書:春、須磨の方にまかりてよめる〕(藤原孝善:新古今1598雜哥中)
【有乳山】矢田の野に淺茅色づく有乳山 峯のあは雪寒くぞあるらし〔詞書:題しらず〕(人麻呂:新古今657冬哥)
【眞土山】紀伊國。和歌山県橋本市隅田町真土にある小高い岡。「待つ」を掛け、「時鳥」が景物。待乳山とも表記される。
【難波】人言のたのみがたさは難波なる 蘆の末葉の怨みつべしな〔詞書:忍びたる人に〕(讀人しらず:後撰943戀哥伍)
【石山寺】都にも人や待つらむ石山の 峯に殘れる秋の夜の月〔詞書:石山にまうで侍りて、月を見てよみ侍りける〕(藤原長能:新古今1514雜哥上)
【音羽の瀧】山城國の歌枕。修学院の裏の山で雲母坂の先にあつたと言ふ。この他にも同名の瀧が清水寺の境内と山科の音羽川の上流にもある。
【片岡の朝の原】春立ちて朝の原の雪みれば まだふる年の心地こそすれ〔詞書:題しらず〕(平祐擧:拾遺7春哥)
【高間山】よそにのみ見てやゝみなむ葛城や 高間の山の峯の白雲〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今990戀哥壹)
【三笠山】名のみして山は三笠もなかりけり 朝日夕日のさすをいふかも〔詞書:題しらず〕(貫之:拾遺547雜哥下)

Posted by 橘右 at 17:00