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和歌が詠まれた地.bot : 2015/09/17

2015年09月17日

Posted by metabirds Botbird

【賀茂の社】足引の山ゐにすれる衣をば 神に仕ふるしるしとぞ思ふ〔詞書:右大臣恆佐家屛風に、臨時祭かきたる所に〕(貫之:拾遺1149雜秋哥)
【賀茂の社】忘れめや葵を草に引き結び 假寢の野邊の露のあけぼの〔詞書:齋院に侍りける時、神館にて〕(式子內親王:新古今182夏哥)
【志賀】志賀の海人の鹽燒くけぶり風をいたみ 立ちは昇らで山にたなびく〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今1592雜哥中)
【菅原や伏見】菅原や伏見の暮に見わたせば 霞にまがふ小初瀬の山〔詞書:伏見といふ所にて、その心をこれかれよみけるに〕(讀人しらず:後撰1242雜哥參)
【有馬山】みな人の笠に縫ふてふ有馬菅 ありての後も逢はむとぞ思ふ〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺858戀哥肆)
【難波】難波人いかなる江にか朽ちはてむ 逢ふことなみに身をつくしつゝ〔詞書:和歌所歌合に、忍戀をよめる〕(攝政太政大臣:新古今1077戀哥壹)
【犬養の御湯】鳥の子はまだ雛ながら立ちていぬ かひの見ゆるは巢守なりけり〔詞書:いぬかひのみゆ〕(よみ人しらず:拾遺383物名)
【飛火野】春日野のとぶひの野守いでて見よ 今いくかありて若菜つみてむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今18春哥上)
【宇治川】鵜飼舟あはれとぞ思ふものゝふの 八十宇治川の夕闇の空〔詞書:攝政太政大臣百首歌合に、鵜河をよみ侍りける〕(前大僧正慈圓:新古今251夏哥)
【唐崎】夜もすがら浦こぐ舟は跡もなし 月ぞ殘れる志賀の唐崎〔詞書:和歌所歌合に、湖上月明といふことを〕(宣秋門院丹後:新古今1507雜哥上)

Posted by 橘右 at 17:00