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和歌が詠まれた地.bot : 2015/09/16

2015年09月16日

Posted by metabirds Botbird

【龍田川】年ごとにもみぢ葉流す龍田川 みなとや秋のとまりなるらむ〔詞書:秋のはつる心を龍田川に思ひやりてよめる〕(紀貫之:古今311秋哥下)
【吉野】引く人もなくてやみぬるみ吉野の 松は子の日をよそにこそ聞け〔詞書:除目の頃、子日にあたりて侍りけるに、按察更衣の局より松を箸にて食物を出だして侍りけるに〕(元輔:拾遺1028雜春哥)
【音羽山】ありとのみ音羽の山のほとゝぎす 聞きに聞こえてあはずもあるかな〔詞書:女の許につかはしける〕(よみ人も:後撰158夏哥)
【木の丸殿】朝倉や木の丸殿にわがをれば 名乘りをしつゝゆくは誰が子ぞ〔詞書:題しらず〕(天智天皇御歌:新古今1689雜哥中)
【黑塚】陸奧國。安達が原にある黑塚。眞弓山觀世寺の延喜に、神龜參年(七二六年)、阿闍梨祐慶東光坊と言ふ有徳の僧侶が鬼女と出會つたと言ふ傳説が殘る
【三室山】おのが妻戀ひつゝ啼くや五月やみ 神南備山の山ほとゝぎす〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今194夏哥)
【須磨】秋風の關吹き越ゆるたびごとに 聲うち添ふる須磨の浦浪〔詞書:天曆御時屛風歌〕(壬生忠見:新古今1599雜哥中)
【貴船神社】山城國の歌枕。高龗神をお祀りする社。玉依姫命が、黄色い船に乗つて淀川・鴨川・貴船川を遡り当地に上陸し、水神を祭つたことに始まる。奥の宮は謡曲「鉄輪」の舞台となつてゐる。
【吉備の中山】まがねふく吉備の中山帶にせる 細谷川の音のさやけさ〔詞書:かへしもののうた〕(讀人智らず:古今1082大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【天野川】天の川通ふ浮木に言問はむ もみぢの橋は散るや散らずや〔詞書:題しらず〕(實方朝臣:新古今1655雜哥中)

Posted by 橘右 at 17:00