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和歌が詠まれた地.bot : 2015/09/11

2015年09月11日

Posted by metabirds Botbird

【常盤山】山城國。場所未詳。雙丘の西邊りと言はれてゐるが、現在の地形では山らしきものが見当たらない。常盤から永遠を詠みこんだり、常綠の松を詠みこむ。
【飛鳥川】飛鳥川淵瀨に變る心とは みな上下の人も言ふめり〔詞書:男の、人にもあまた問へ、我やあだなる心ある、と言へりければ〕(伊勢:後撰1258雜哥肆)
【吉野川】吉野川岸の山吹吹く風に 底の影さへうつろひにけり〔詞書:吉野川のほとりに山吹の咲けりけるをよめる〕(紀貫之:古今124春哥下)
【壺の石文】陸奧國。坂上田村麻呂が大きな石に矢尻で文字を書いたとされる石碑。
【北山】見る人もなくて散りぬる奧山の 紅葉は夜の錦なりけり〔詞書:北山にもみぢ折らむとてまかれりける時によめる〕(紀貫之:古今297秋哥下)
【宇治川】宇治川の浪にみなれし君ませば 我も網代に寄りぬべきかな〔詞書:宇治の網代に、知れる人の侍りければ、まかりて〕(大江興俊:後撰1136雜哥貮)
【井手】もらさばや思ふ心をさてのみは えぞ山城の井手のしがらみ〔詞書:戀歌あまたよみ侍りけるに〕(殷部門院大輔:新古今1089戀哥弐)
【法輪寺】さらでだに露けきさがの野邊に來て 昔のあとにしをれぬるかな〔詞書:法輪寺にまうで侍るとて、嵯峨野に大納言忠家が墓の侍りけるほどに、まかりてよみ侍りける〕(權中納言俊忠:新古今785哀傷哥)
【三笠山】天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山にいでし月かも〔詞書:もろこしにて月を見てよみける〕(安倍仲麻呂:古今406羇旅哥)

Posted by 橘右 at 17:00