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和歌が詠まれた地.bot : 2015/09/06
2015年09月06日
Posted by metabirds Botbird
【標茅原】なほ賴めしめぢが原のさせも草 わが世の中にあらむ限りは〔詞書:この二歌は淸水觀音御歌となむいひ傳へたる〕(淸水觀音御歌:新古今1916釋敎哥)
【音羽山】ありと聞く音羽の山のほとゝぎす 何隱るらむ鳴く聲はして〔詞書:常に來とてうるさがりて、隠れければ、つかはしける〕(讀人しらず:後撰1261雜哥肆)
【靑羽山】近江とも越前國とも言はれる歌枕。詳細未詳。「水鳥」を枕詞にする。また、もみぢが詠まれる。「靑葉の山」なのに紅葉と言ふ矛盾が歌心を誘つたのだらうか。
【音羽川】音羽川堰いれておとすたぎつ瀨に 人の心の見えもするかな〔詞書:權中納言敦忠が西坂本の山庄の瀧の岩に書きつけ侍りける〕(伊勢:拾遺445雜哥上)
【野中の清水】我がためはいとゞ淺くやなりぬらむ 野中の清水深さまされは〔詞書:元の妻にかへりすむと聞きて、男のもとにつかはしける〕(讀人しらず:後撰784戀哥參)
【かへる山】かへる山なにぞはありてあるかひは きてもとまらぬ名にこそありけれ〔詞書:あひ知れりける人の越の國にまかりて、年へて京にまうできて、またかへりける時によめる〕(凡河内躬恆:古今382離別哥)
Posted by 橘右 at 17:00