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和歌が詠まれた地.bot : 2015/09/04

2015年09月04日

Posted by metabirds Botbird

【志賀の濱】さざ浪や志賀の濱松ふりにけり たが代に引ける子の日なるらむ〔詞書:日吉社によみてたてまつりける、子日の歌〕(皇太后宮大夫俊成:新古今16春哥上)
【賀茂の社】神代にはありもやしけむ櫻花 けふのかざしに折れるためしは〔詞書:四月祭の日まで花散り殘りて侍りける年、その花を使少將の插頭に賜ふ葉に書き附け侍りける〕(紫式部:新古今1485雜哥上)
【高間山(石見)】石見國。拾遺1239の詞書に「石見に」とあり、歌にも「石見なる」とあるので、大和國の高間山ではない。高角(かたづ)山のことか。島根県江津市野津の島ノ星山、益田市高津の山などと言はれる。
【仁和寺】ひとりのみながめて年をふるさとの 荒れたる樣をいかに見るらむ〔詞書:京極の御息所、尼になりて戒受けむとて、仁和寺にわたりて侍りければ〕(敦實の親王:後撰1119雜哥壱)
【淀川】あしひきの山邊にをれば白雲の いかにせよとか晴るゝ時なき〔詞書:よどがは〕(紀貫之:古今461物名)
【長等山】見せばやな志賀の唐崎ふもとなる 長等の山の春のけしきを〔詞書:春頃、大乗院より人につかはしける〕(前大僧正慈圓:新古今1469雜哥上)
【高圓山】大和國の歌枕。奈良市内の南東に位置し春日山に連なる山。聖武天皇の離宮があつた。「萩」「雁」「月」などが景物。
【狛】音に聞くこまの渡りの瓜作り となりかくなりなる心かな〔詞書:三位國章、小さき瓜を扇に置きて、藤原かねのりに持たせて、大納言朝光が兵衞佐に侍りける時つかはしたりければ〕(三位國章:拾遺557雜哥下)
【鳴海潟】浦人の日も夕暮に鳴海潟 かへる袖より千鳥啼くなり〔詞書:おなじ所〕(權大納言通光:新古今650冬哥)
【河原院】夏山の影をしげみやたまほこの 道行く人も立ちどまるらむ〔詞書:延喜御時御屛風に〕(貫之:拾遺130夏哥)

Posted by 橘右 at 17:01