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和歌が詠まれた地.bot : 2015/09/01

2015年09月01日

Posted by metabirds Botbird

【眞葛が原】あらし吹く眞葛が原に啼く鹿は 恨みてのみや妻を戀ふらむ〔詞書:題しらず〕(俊惠法師:新古今440秋哥下)
【三室山】神南備の御室の梢いかんらむ なべての山のしぐれする頃〔詞書:秋の歌とてよめる〕(八條院高倉:新古今525秋哥下)
【鈴鹿川】伊勢國。鈴鹿山脈から発し伊勢湾に注ぐ川。「ひゞく」「聞く」といふ表現が用ゐられた。
【阿武隈川】君にまた阿武隈川を待つべきに 殘り少なきわれぞかなしき〔詞書:返し〕(藤原範永朝臣:新古今867離別哥)
【妹背山】流れては妹背の山のなかに落つる 吉野の川のよしや世の中〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今828戀哥伍)
【因幡】現在の鳥取県。行平卿の歌が有名で、「いなば」「松」などが詠まれる。
【染川】名にはいへど黑くも見えす漆川 さすがにわたる水はぬるめり〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺549雜哥下)
【美濃のを山】思ひ出づや美濃のを山のひとつ松 契りしことはいつも忘れず〔詞書:題しらず〕(伊勢:新古今1408戀哥伍)
【鳥羽】惜しめども常ならぬ世の花なれば 今はこの身を西に求めむ〔詞書:鳥羽殿にて、花の散りがたなるをご覧じて、後三条内大臣にたまはせける〕(鳥羽院御歌:新古今1465雜哥上)
【大井川】思ふことなくてぞ見ましもみぢ葉を あらしの山の麓ならずは〔詞書:大井川にまかりて紅葉見侍りけるに〕(藤原輔伊朝臣:新古今528秋哥下)

Posted by 橘右 at 17:00